Selenite × Parts

10th Anniversary Limited Edition “MARBLE”

アイウェアブランド「Filton」のデザイナー、田邉氏が手掛けるもう一つのブランド「Selenite(セレナイト)」。

2023年にスタートしたSeleniteは、眼鏡生産に長く携わってきたデザイナー自身の経験を活かし、さまざまな特殊技術を用いてフレームを作り上げるブランドです。

ブランド名の「Selenite」は、鉱物の一種である「透明石膏」を意味します。

その名の通り、Seleniteの眼鏡は生地そのものが持つ艶感や透明感、そして立体的な表情を楽しめることが特徴。一般的な眼鏡とは少し異なる製法や加工を取り入れることで、素材の魅力を引き出しています。

そんなSeleniteのデビュー当時に発表されたのが、「DESSERT」シリーズです。


デッドストック生地から生まれた「DESSERT」

「DESSERT」は、デザイナーが生地屋を訪れた際に偶然見つけたデッドストック生地を使い、製品化したシリーズ。

本来は眼鏡になることを想定して作られたわけではない、過去の生地。

その中からデザイナー自身が選び、眼鏡として仕立てたのがDESSERTでした。

使用できる生地そのものが限られているため、必然的に少量生産となったこのシリーズは、発売当初から大きな反響を呼び、ほどなく完売。

その後も「もう一度作ってほしい」という問い合わせが続くなど、Seleniteを語るうえで欠かせないシリーズとなっています。

今回、Partsの10周年を記念する特別な企画として、そんなDESSERTを特別に復刻することになりました。


10周年だから、10色。

今回の「MARBLE」は、Partsの10周年に合わせて10色を製作。

せっかくの別注だからこそ、既存の生地から選ぶのではなく、デザイナーとともに生地屋を巡り、膨大な数の生地の中から一枚一枚選びました。

実際に生地を見ていると、眼鏡になったときの姿を想像するのは簡単ではありません。

一枚のプラスチック生地を見て、「これが眼鏡になったらどう見えるのか」を考えながら選んでいく。

完成形が見えないからこその難しさがありましたが、同時にこの企画ならではの面白さでもありました。

そうして選び抜いた10種類のデッドストック生地から完成したのが、今回の「MARBLE」です。

モデル名の「MARBLE」は、今回選んだ生地の表情からデザイナーが名付けました。

もちろん、すべてデッドストック生地。

そのため生産できる本数は非常に限られており、各色おおよそ10本前後となっています。


なだらかなクラウンパント

デザインは、なだらかなクラウンパントシェイプ。

クラシックな印象を持ちながらも、角を立てすぎない柔らかなフォルムに仕上げています。

レンズ幅は45mm。

大きすぎず、小さすぎないサイズ感で、顔に収まりやすいバランスです。

フロントは生地の色味を活かしながら、正面にクリア生地を貼り合わせ、8mm厚に仕上げています。

厚みのあるフロントだからこそ、光が入ったときの透明感や、生地の奥行きをより感じることができます。


テンプルにもSeleniteならではの技術

「MARBLE」の魅力は、フロントだけではありません。

テンプルは、いわゆる「ノー芯」に近い構造を採用。

一般的なプラスチックフレームでは、テンプルの内部に芯金を通すのが一般的ですが、「MARBLE」では生地そのものの存在感を楽しめるよう、芯金を極力見せない構造にしています。

横から見たときにも、デッドストック生地の色や模様を存分に味わえる仕上がりです。

一方で、掛け心地や耐久性も考慮し、テンプルの先端部分には芯金を入れています。

この構造を実現するために用いられているのが「芯張り」という製法。

一般的なシューティング製法では対応できない、Seleniteならではの特殊な製法です。

さらにテンプルには、特殊なレーザー加工によるデザインを施しています。

生地そのものの表情だけでなく、加工によって生まれるディテールも、このフレームの特徴のひとつです。


オリジナルのチタン製鼻パッド

鼻パッドには、Seleniteオリジナルのチタン製鼻パッドを採用。

金属の質感を活かしたシンプルなデザインで、フレーム全体の雰囲気を損なうことなく、掛け心地にも配慮されています。

素材、構造、加工。

それぞれの部分にSeleniteならではの技術が詰め込まれています。


10色、それぞれ違う表情

今回製作した「MARBLE」は全10色。

すべてデッドストック生地のため、同じ生地を今後再び用意することはできません。

一本一本、生地の表情も異なります。

ここからは、今回選んだ10色をそれぞれご紹介します。

col.1

Selenite Marble col.1 Parts 別注 デッドストック生地 フロント

Selenite Marble col.1 Parts 別注 デッドストック生地 斜め

col.2

Selenite Marble col.2 Parts 別注 デッドストック生地 正面

Selenite Marble col.2 Parts 別注 デッドストック生地 斜め

col.3

col.4

col.5

col.6

col.7

col.8

col.9

col.10


ブランドのスタート時に生まれ、デッドストック生地ならではの偶然性から話題となった「DESSERT」。

そのシリーズを、Partsの10周年を機にもう一度。

さらに今回は、ただ復刻するだけではなく、私たち自身が生地選びから参加し、10種類の生地を選びました。

同じものをもう一度作るのではなく、DESSERTというシリーズが持っていた「その時、その場所でしか出会えない生地から眼鏡を作る」という面白さを、今回の「MARBLE」にも引き継いでいます。

各色の生産本数はごくわずか。

そして、使用している生地はすべてデッドストックのため、今回限りのものとなります。

Seleniteの技術と、今ではなかなか見ることのできない生地。

その二つが組み合わさって完成した、Parts 10周年のための特別な10色です。

ぜひ店頭で、一本ずつ異なる生地の表情をご覧ください。

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