ブレずにクラシックを提案し続けるブランドが作るセルラウンド。

昔のフレームを検索していると必ず出てくる華奢で小ぶりな丸。
シンプルなんですけど掛けた時の味というか、良い意味での古臭さが出て、それがまた渋く感じたり雰囲気良く感じたりします。

若い頃は興味がなくても歳を取ってハマるようになったり、趣味嗜好が変化して急に良く見えたり、誰かが掛けていてそれがカッコ良かったりと、人それぞれですが"ラウンド"という形が魅力的に見えるようになった方と今まで何人も出会ってきました。


"丸眼鏡"と言っても様々ですが、一つだけわかったのはバランスが意外と難しいという事。

綺麗な丸を描いて形にした所でそれが良い訳ではない。
寧ろ良いと思えたフレームほど、真円とは真逆の不均一な丸だったりします。

実は真円を形にした場合、縦長に見えてしまうので、それを探していても頭の中のイメージと合わないんです。
勿論、それが良い方も中にはいらっしゃいますが。

けど大体の方が擦り合わせ出来ないので、一向にゴールに辿り着けない。
イメージは出来ていても知識が無いと答えが出せないという。
深いんですよね、丸って。

けど安心して下さい。
ここまで読んで頂いた方はもう答えを知った状態になるので、真円を探すのではなく、ざっくり"丸眼鏡"というジャンルで探せば掛けてしっくり来る物がみつかるはず。

では、それを踏まえて見ていきましょう、Mod.604を。


上半分と比べて下半分がもっちゃりというか、ほんの気持ちだけ横長方向に広げたような丸。

けど全体的に見た時や掛けた時に違和感なく馴染む。
これなんですよね。

結局、掛けてどうかが重要なので、顔に合わせた時に違和感が少なければ少ない方が馴染んでいる証拠。
線が細いのも馴染みやすい理由の一つですが、それ抜きでもやっぱり上手いと思います、このブランドは。


自国の物に対して安心感はありますが、ドイツやフランス、イギリスなど、ヨーロッパメイドの方がロマンを感じる。
「普段使いしやすい物」と言われてラウンドを持っていくと、まあハマらない事も多いのですが、慣れている人間からすると細身で大き過ぎないラウンドは凄く日常使いしやすい。

なのに取り入れるだけで洒落た雰囲気になってくれるので、自分の中では常に便利アイテムの一つです。

流行りに左右されないクラシックスタイル。
いかがでしょうか。

 

 

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