lazare studio世界初のメタル別注が完成しました。

lazare studio 別注モデル dillinger larkin wabisabi

Parts10周年。

節目となるこのタイミングで、lazare studioとの別注モデルが完成しました。

ブランド初となるメタルフレームでの別注。

その別注がどんなものなのか、そしてどのような思いで企画したのかをご紹介できればと思います。

 

今回私たちが一番こだわったのは、"仕上げ方"です。

今回採用したモデルは、「larkin」と「dillinger」の2型。

larkinはブランドを代表するwabi sabi。

dillingerは新色となるkin wabi sabiをベースにしています。
通常、wabi sabiシリーズはブラックゴールドメッキを施した後、ガラ磨きという工程を経て完成します。

ガラ磨きを行うことで、長年使い込んだような"あたり"が生まれ、新品でありながらヴィンテージのような風合いに仕上げられます。

ですが、wabi sabiの魅力は、それだけではありません。

ブラックゴールドメッキの下地にはスターリングシルバーが使われています。

使い込むことで表面のブラックゴールドメッキが少しずつ馴染み、その下にあるシルバーが現れてくる。

 

ブラックゴールドとシルバー。

二つの表情が少しずつ混ざり合い、その一本だけの表情へと変化していきます。

それこそが、wabi sabiというカラーの醍醐味です。

ですが今回の別注では、そのガラ磨きをあえて行いませんでした。

ブラックゴールドメッキを施した、そのままの状態。

何も手を加えていない、無垢な仕上がりです。

通常仕様との比較がこちら。

左が通常仕様、右が今回の別注です。

通常のwabi sabiはガラ磨きによって、使い込んだような表情に仕上げられています。

一方、今回の別注はブラックゴールドメッキそのままの状態。

同じベースカラーでも、仕上げ方ひとつでこれだけ印象が変わります。

完成されたヴィンテージのような風合いを楽しむか、それともここから自分だけの一本へ育てていくか。

その違いこそが、今回の別注の魅力です。

例えるなら、リジッドデニム。

ヴィンテージ加工が施された一本ではなく、まだ色落ちもアタリも付いていない状態。

穿き込むことで少しずつ自分だけの表情へ育っていく。

今回の別注も、それと同じです。

最初から完成された風合いではなく、ここから育てる楽しみを味わっていただきたい。

そんな想いを、この一本に込めました。

この仕上げが一年後、五年後、十年後にどう変化していくのか。

誰もまだ見たことがありません。

だからこそワクワクする。

その変化まで含めて楽しんでいただければと思います。

今回は特別仕様のレンズもご用意しました。

グレーとブラウン、2種類の薄いグラデーション。

どちらもフラットレンズを組み合わせています。

ソリッドなフレームに、グラデーションの色気とフラットレンズの艶感。

シンプルなフレームだからこそ、レンズまで含めて完成形だと考えています。

いつもはフレームごとにレンズカラーが決まっていますが、今回は別注だからこそ自由に。「このフレームに、このレンズだったら。」

そんな理想を形にしました。

今回採用した2モデルにも、それぞれ理由があります。

まずはdillinger。

MODEL:dillinger

SIZE:46◻︎21

COLOR:kin wabi sabi parts edition

 

お取り扱いを始める前から、別注するなら絶対に使いたいと思っていたモデルです。

ラウンドシェイプにバーブリッジ。

クラシカルな雰囲気が、この別注の世界観にぴったりでした。

リニューアルされた46mmサイズになったことで掛けられる方も増え、より完成度の高い一本になっています。


そしてlarkin。

MODEL:larkin

SIZE:47◻︎20

COLOR:wabi sabi parts edition

 

独自の多角形を47mmという絶妙なサイズ感でまとめた名作です。

個性的なデザインですが、掛けると驚くほど自然。

店頭でも「larkinだけはしっくりきた」というお声を多くいただいてきました。

程よく個性もあって、馴染みやすい。

その絶妙なバランスも、このモデルならではの魅力です。

ちなみに、テンプル内側には刻印を。

通常であれば、印字のため文字が消えてしまいますが、しっかりと残り続けるように。

こういうところも特別感を味わっていただけるかと。

 

大好きなブランドと別注を作る。

それだけでも十分嬉しいことですが、それが10周年という節目で実現できたことを、本当に幸せに思っています。

しかも、ブランド初となるメタルフレームでの別注。

そして、ブランドでも前例のない仕上げ。

"初めて"を二つ重ねた、Partsらしい一本になりました。

ここまで歩んでこられたのも、いつも支えてくださる皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

新品が完成ではなく、ここから完成していく一本。

ぜひ皆様にも、この別注ならではの経年変化を楽しみながら、自分だけの一本へ育てていただければ幸いです。