いろんなラウンドを取り扱ってきましたが、間違いなく上位に入るAHLEMのPlace Coluche。

ブランドの10周年記念作品でもラウンドを作り、そのベースとなっているのはやっぱりPlace Coluche。

「良いラウンドは息が長いな」と改めて思えました。


馴染みの良い丸眼鏡って、意外と真円ではないんですよね。

実際にこのモデルもよく見ると綺麗な丸ではなく、少し歪んだ丸。

けど、不思議と形にした時にその方が馴染むし良くも感じるという。

真円だと縦長に見えてしまうので、もしかすると綺麗な形を求めている方ほど、良いラウンドと出会えていない可能性がある。

まあ、意外とざっくりで良いのかもしれませんね。

拘る事も大事ですが、突き詰め過ぎると自分で自分の首を絞める結果になってなんかしんどいんで。

ではまあフレームの方を見ていきましょう。


正面からはシンプルなラウンド。

ブリッジや智に厚みを持たせておりますが、レンズ周りは細め。

あっさりした感じが掛けやすく、そしてクラシカルで良い。


線が細く見えたレンズ周りですが、実は側面に厚みを持ってきており、そこに彫金を施す事で高級感が増している。

前から見た時とのギャップも凄く良いですよね。


最大の見所は間違いなく智からテンプルへと繋がる彫金。

AHLEMの作品の中でも一番細かくて立体的な仕上げ方。

これ、ずっと見ていられるぐらい綺麗。

作品ですよね、ここまで来ると。

シンプルさと作品感。

この2つで構成されたクラシカルなラウンド。

デザインがもう既に完成されているのに、更にここに+α。


AHLEMを語る上で外せない要素の一つ"メッキ"。

22Kのメッキで仕上げているので、他ブランドと比べても見た目でわかる美しさ。

Place Colucheだと金張り時代のヴィンテージフレームのような雰囲気が出るので、これがホントに良い。

ラウンド好きには堪らないですよね、この感じ。

華奢なメタルでも唯一無二。

是非お試し下さい。

 

 

 

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