PETER AND MAY "S112 CIGALE" ダブルブリッジをスタイリッシュに。
個人的にも愛用している一本。
PETER AND MAY「CIGALE」。
セルフレームのダブルブリッジという、決してメジャーではないジャンル。
ですが、その中でも群を抜いてバランスの良いモデルだと思っています。
今回は、このモデルの魅力をご紹介します。

BRAND:PETER AND MAY(ピーターアンドメイ)
MODEL:S112 CIGALE(シガール)
SIZE:52□19
ここ数年、メタルのダブルブリッジは少しずつ定番になってきました。
一方で、セルフレームとなると選択肢は一気に少なくなります。
さらに「これは良い」と思えるモデルとなると、本当に数えるほどしかありません。
この手のデザインは、どうしてもアメリカンヴィンテージを感じさせる武骨な雰囲気になりがちです。
もちろん、それが魅力でもあります。
ただ、そのクセの強さゆえに「掛けてみたいけど、自分には難しい」と感じる方も少なくありません。
そんなダブルブリッジの魅力を、現代的なバランスへ落とし込んでいるのが「CIGALE」です。

まず見ていただきたいのが、このレンズシェイプ。
縦幅を少し抑え、その分バランスを横へ広げています。
ダブルブリッジが野暮ったく見えてしまう理由の多くは、この縦幅にあります。
そこをほんの少し調整するだけで、驚くほどシャープな印象になる。
このさじ加減が本当に絶妙です。

さらに、トップラインにも注目。
一直線に伸びるラインに、「ダイヤモンドカット」と呼ばれる立体的なカッティングを施すことで、直線がより美しく際立っています。
ほんの小さな違いですが、この立体感がフレーム全体をぐっと洗練された印象へ導いています。

そして、横顔まで抜かりありません。
テンプルは智元から緩やかに広がり、先端へ向かって再び細くなる抑揚のあるデザイン。
シンプルなようでいて、細部までしっかり作り込まれています。
こうしたディテールへのこだわりも、PETER AND MAYらしい魅力です。

決して万人受けするデザインではありません。
ですが、店頭ではこのモデルにハマる方が本当に多い。
「自分には似合わないと思っていた。」
そんな方でも試着してみると、不思議なくらいしっくりくる。
気付けば、最初のイメージを飛び越えて選んでいる。
そんな光景を何度も見てきました。

"何故だかしっくりくる。"
その感覚をデザインするのは、とても難しいことです。
ですが、PETER AND MAYはその"バランス"を作るのが本当に上手いブランドだと思います。
他の人とは少し違う。
でも、決して奇抜ではない。
だから自然と自分のスタイルに馴染み、それでいてしっかり個性も出せる。
そんな眼鏡は、掛けていて純粋に気分が上がります。
ダブルブリッジが気になっている方はもちろん、「自分には難しそう」と思っている方にこそ、一度試していただきたい一本です。
意外なほど、しっくりくるかもしれません。

ちなみに、私物で使っているのはこの「col.Saguaro」
白反射コーティングのレンズを合わせて、少しヴィンテージっぽい雰囲気にしています。
この絶妙な透け感と色味が気に入っています。
インパクトはありますが、バリバリ一軍でヘビロテしています。
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